おやゆび姫のシンデレラ・ストーリー 19

ここ何年かの間に、各年代毎の魅力、というものが、実感できるようになってきました
あんな歳の重ね方をしたいな、と思える人生の先輩諸氏にも幾人か出会えましたし…
年下の方々には、外見の若さや美しさと、初々しさ〜若さ故の臆病、傲慢、狡さを含めて〜自分が再び手にすることはないものに対して、もうただひたすら、眩しく懐かしく感じます
同年代や年上の方々に対して感じる魅力は〜
言い訳や泣きゴト言わずに自分の仕事をきっちりこなす
妬んだり恨んだりするヒマがあったら己の実力を磨く
無謀な絵空事でない、夢や理想を持っていて、実現させるために知恵を絞る
好奇心旺盛ながらも、他人に対する節度をわきまえ、思いやりを惜しまない
この条件をひとつでも持つ方には、「私も少しでも近づきたい」と、憧れます
人としての魅力や価値は、人生を終える瞬間まで、高めていけるものと信じています
体力、知力ともにバランスよく発揮できる、いわゆる旬は?というと〜男性なら40代半ばから60歳前後、女性は30代前半から40代半ば、が、一番脂が乗ってる時かな?〜完璧に独断と偏見MAXな私見ですけどね
辛いことで不意打ちをくらったり、運命に振り回されても何とか生き延びた、みたいなサバイバルな経験を経て、判断力がつき自信が持てて、余裕や優しさや謙虚さが身につく気がします
熟成するには、それなりの時間と環境というものが必要不可欠なんですね…ワインやチーズと同じ、かな(^-^)
今週末は亡き夫の誕生日です〜39歳で旅立った彼は、健在であったなら、54歳になる筈でしたが…
彼の旬を知らない私、旬の年代を病気で回り道して本当の意味では生きてこなかった私、それもこれもすべて、今日幸せな私でいられるために必要な出来事だったのだと、あの経験が今日の私を創っているのだと、ようやく受け入れられるようになりつつあります
逝ってしまった者とは、二度と会えない…その哀しみもまた、年毎に深まっていくのですが…