極上のひとときをあなたもいかが?

最高に贅沢な楽しみだなぁ!!と、つくづくため息
初めて訪れた、新国立劇場〜広々した空間、重厚な造り
客席もゆったりしていて、前の座席と被らないように配慮されているのも嬉しい
こんな設備の劇場で、オーケストラの生演奏で、一流のバレエを楽しむひととき
主役の日本人ダンサーが故障で降板されたのは残念でしたが、ボリショイ・バレエプリンシパル、マリーヤ・アレクサンドロワの踊りが観られたのは、私にとっては願ってもない喜びでした

凛とした美しさ、力強さ、たおやかさ、愛くるしさ…踊っている時の気迫と、カーテンコールでの、少女のようなチャーミングな振舞いとが、何の違和感もなく同居している、生き生きしたダンサーさん、超好みです
ボリショイの公演、全部押さえておくべきだったなぁ〜次回来日を楽しみに待ちましょう
ローラン・プティの作品は、非常に分かりやすく、シャープで大胆、古典バレエとはまったく異なる味わいでした
一糸乱れぬ郡舞があるからこそ、繊細なソロや主役の演技が生きるのだ、と実感させられる舞台でした
ベリーダンスとはまったく異なる、ダンスの活かし方
西洋のものをここまで消化して、花開かせるのは、どれたけ大変だったことだろう
先達の苦労に思いを馳せると、目眩すら覚えます
今日、こんなに素敵な時間を持てることに、感謝と感動を感じながら、繰り返しのカーテンコール
悪友くんは「バレエは勘弁」と言うけれど〜、まだ見たことない、という方、一度ご覧になりませんか?