天賦の才と美しさだけでなく…

諏訪内晶子さんのエッセイ
銀座の山野楽器で見つけて、買ったもの

あまりの美しさゆえに、クラシックに興味のない頃から、「綺麗なヴァイオリニストさん」のことは記憶に刻まれておりました
エッセイを読んで、彼女の才女ぶりに感嘆すると共に、「どれ程の頑張り屋さんなのかしら!!」と驚かされ、頭の下がる思いとはこのことだわ、とつくづく感じたことでした
他の楽器も同様なのでしょうが…ソロヴァイオリニストという職業の、奥の深さと大変さを、初めて知りました
淡々とした筆に、彼女の謙虚さと、真摯な姿が伺え、すっかりファンになってしまいました
文中に出てくる曲を聴いてみたくて、CDショップへ
あれもこれも、欲しくなっちゃった〜ヴァイオリンコンツェルトの数々

聴いてみると、意外なことに
「あれっ、この曲知ってる?!」
と思うことが幾度かありました
おそらく、クラシック好きな父がかけていたものを、聞くともなく聞いていた、大昔の記憶が、知らぬ間に私の中に染み込んでいたのでしょう
そんな折、神奈川芸術協会から送られてきた、コンサート案内の中に、この1枚を発見

不屈の頑張り屋さんは、ご自身で音楽祭を主宰なさるまでに成長されたのか…
自身もお世話になった、音楽祭〜質の高い音楽祭の必要性
さらには、有名な曲目だけでなく、新たな現代音楽の紹介に努めたい、と
約20年前、大学生の頃、あの本に書いてらした夢を、ちゃんと実現されたんですね
来年2月のコンサートが、今から楽しみ♪
前から2列目のセンター席から、「綺麗なヴァイオリニストさん」の新たな一歩を応援します