中村紘子さんのピアノに想う

サントリーホールで、中村紘子さんのピアノリサイタルを楽しみました
彼女の著作「チャイコフスキーコンクール」を面白く読んだのと前後して、平野啓一郎さんの「葬送」でショパンを身近に感じていた時に、彼女のリサイタル(しかも演目は「葬送」!!)のチラシを目にしたのでした
ショパンの繊細な調べは、子守唄にピッタリで、寝つく時に、休日の朝にと、半分微睡みながら聴くのが常の私ですが…
紘子さんの弾くショパンの、華麗で力強いこと!!
CDで聴いているショパンと同じ曲とは、とてもとても、信じられませんでした
最前列のセンター席で、手元は見えないものの、彼女のパフォーマンスがガッツリ楽しめて〜
メロディを口ずさんだり
ペダルを踏まない左足でもリズムをとっていたり
たまに、銀色のピンヒールの両足を踏み鳴らすほど、渾身の力で鍵盤を叩いたり
曲を奏でる意志、曲にまるごとぶつかっていく迫力を、まざまざと感じました
おそらくは、今までに数えきれないくらいに演奏してきたであろう、その曲を
会場には豪華なお花がたくさん飾られ、客席のファンからもいくつも花束が贈られ、3回もアンコール曲を披露してくださり、クラシックビアノ界の重鎮たる、貫禄と華やかさに溢れた舞台でした
終演後は即、千歳烏山に移動〜スタジオ近くのステーキやさん、"くいしんぼ"に初めて行ってみました
ワイルドステーキ、刻みわさびおろしソース
単品で920円也

お肉は薄いながら、脂身がほとんどなくて、大きくてボリューム満点
これでエネルギーチャージ完了、3時間のリハーサルに臨めます♪
メンバー全員揃ってのリハーサルはこれで最後、今週末で本番も終わりかと思うと、早くも寂しい私です
"踊る意志"〜私のそれは、何者なんだろう??
リハーサルで、先生には"表情が豊かでとても良い"と、お褒めいただきましたが…
まだまだ、自分の意志をぶつけて勝負に出られるほどに、テクニックもマスターしきれていなければ、練習量も足りない、と、反省しきりの、帰りの車中