サラ・ラムの魅力に酔う

2週続けて、英国ロイヤルバレエ団の公演を観賞しました
久々の"大入"看板も出て、会場は華やいだ期待感に溢れています
男性観客の比率が高いのも、シャンパンを楽しむ人口が多いのも、普段とちょっと違っています

観劇前の腹ごしらえ
今月のプログラムメニューは、英国にちなんで、フィッシュケーキ
魚入りのコロッケ、と言ったところかな
冷製ポタージュも美味しくいただきましたが、メインディッシュは、もっとグリーンの葉ものを付け合わせに添えてあれば、見た目も栄養バランスもアップするのに、惜しいこと

演目は、新作"不思議の国のアリス"と、古典の名作"白鳥の湖"
デジタル技術を駆使し、大胆でモダンな舞台装置と演出で斬新さに溢れる"アリス"と、変わらぬ伝統の技を満喫できる"白鳥"は、全く味わいの違う作品で、一流カンパニーの実力を堪能させてもらいました
中でも、両作品のヒロインを務めたサラ・ラムの素晴らしいこと…
先週の、"不思議の国のアリス"での、キュートなアリス役とは、一転…!!

優雅で神秘的なオデットと、自信溢れる美貌のオディールを、ものの見事に踊り分ける力量に感服です!!

使うテクニックに、大した違いもないのに、醸し出すオーラが、すべて全くの別人のものなのです
改めて、ダンスの素晴らしさと、難しさをに、思いを馳せたひとときでした
ボリショイ、マリインスキー、パリ・オペラ座モンテカルロキエフモーリス・ベジャール…等々
カンパニーごとの特色も、少しずつ味わえるようになり、ダンスの魅力の奥深さに眩惑されるワタクシです