つい…

百田尚樹さん
本屋さんにはよく行くので、平積みされている本の作者たちの名前は、いつの間にやらインプットされているものですが、たまたま見かけたテレビ番組でゲスト出演していた彼の、かなり面白い語り口と、放送作家出身という経歴が、印象に残りました
動植物のみならず、昆虫も結構好きな私
最初に買ったのは、

「風の中のマリア」
講談社文庫
2011年第1刷

ヒロインはオオスズメバチ、というのに、大いに興味を覚えました

昨日は、残り3分の1ほどになっていた、彼の本を読んでいるうちに、外が白々と明けてきて、「じぇじぇ!!」

モンスター
幻冬舎文庫
2012年初版

林真理子さんあたりが書けば、素直に納得して、その毒を楽しんで読めるのでしょうが…
作者が男性のせいか?、おそらく自身の感情からというよりは、綿密な取材に基づいたもの(と思われる)であろうからか?〜毒というよりは、ある種の達観した境地のようにも思える、ヒロインの心理、そして、全編に流れる、男性目線の優しさとか、ロマンティシズムを感じて、すごく面白かったです
女流作家の手になったなら、こんな柔らかいエンディングには、ならなかったんじゃないかな
しかも、英介の最後の要求は、私には完璧想定外、「そうきたか?!」と、意表を突かれ、思わず爆笑してしまいました
さすがに、それはないんじゃ、ない?
いや、案外と男なんて、そんなものなのかいな?
う〜ん…??
(ネタばらしはしたくないので、興味ある方は、本屋へGO♪)
久しぶりに、気軽なエンターテイメント小説を楽しみました(^-^)v