ダンス修行

外食産業にとっては危機的な状況が一向に改善の兆しの見えない昨今
いつも陽気だった店長さんたちの暗い顔、疲れた顔を見るのは、ダンサーにとっても辛いこと
何故なら、レストランとダンサーは運命共同体ともいうべき関係なので

ダンサーにとって、一番の修行は人目に曝されること

スクール発表会や内輪のパーティーは、「○○ちゃんが出てる」ってだけで喜んでもらえる、有り難〜い空気に溢れています

こちらはレベル1

お客様もダンサーである場合は、気が張りますね
こちらのレベルがバレちゃう〜緊張しますが、良いこともあります
しっかり見てくれるし、あちらさんもダンサーなだけに、「ありゃぁ辛いわなぁ」「なかなか頑張ってるじゃない」「意外とやるわね」的な反応もあり
ある意味、あたたかいんです
こちら一気にレベル5

ベリーダンスをあまりご覧になったことのない、一般のお客様〜レストランショーがこれに該当します
「間違えたってどうせわからないんだから気楽」なんて思う不届き者もいますが、責任感のあるプロダンサーなら、そんなことは思いません
楽しかった、来てよかったと思っていただけるよう、精一杯頑張ります
こちらレベル6

さてレベル7
ご自身はダンス経験なく、見る目はしっかり肥えてらっしゃるお客様…
これは相当に厳しいです
幸か不幸か、こういう場面に遭遇することはめったにありませんが


このスペースで何を踊ればいいんだろう?と悩むほど狭いお店や…お客様がすっかり出来上がってしまっていて、何やら大爆笑の渦の中で、悲恋ものの剣の舞を披露する巡り合わせになってしまったり…と、びっくりどっきりヒヤヒヤには事欠かないのがライブの運命
臆せず投げず、場数ふんで、さらに艶やかに華やかなダンサー目指して、今宵もあちらこちらのお店でベリーダンサーたちの奮闘が続きます