サプライズ2連発〜その2

T子ちゃんはベリーダンスを始めて、1年足らず
最初は「恥ずかしがり屋さんなのかな」との印象で、慎ましく俯き加減でレッスンしていましたが、最近はしっかり頭をあげ、表情もぐっと可愛らしく、のびのびと踊っていて、「ああ、楽しんでくれているな」と、私も嬉しく思っていました
そんな彼女も、先日のハーリカで無事に初舞台をふみ、ダンサーの仲間入り
急遽、開催することになった町屋ダンパにもお声かけたところ、メールでお返事がきました
「ジルが大好きなので、ジルつきドラムソロでソロデビューに挑戦したい」と…
「毎日自主練頑張ります、それでも無理でしょうか?」との、ひたむきな文面に、不意打ちにも似た衝撃を感じて、体の中をトルネードが駆け抜けていきました
それは感動、というものに極めて近い感情でした

好きだからやりたい!!

何と純粋で真っ直ぐな発想でしょう
危うく忘れかけていた感情…
図らずも、T子ちゃんが思い出させてくれました


古狸になってくると、我知らず守りの姿勢になってしまうんだ〜
自分ではチャレンジしてるつもりでいたけど、それは十分な安全率をみた小宇宙の中での話であって…もちろん、大人の判断、スタジオの責任者としては当然なんだけど…うちのショーガールたちにも、「楽しんで踊れ」と言いながら、「無事にショーを終えること」を求めすぎていないかしら?

これが好き、だから踊りたい!!…ダンサーとしては忘れちゃいけない気持ちなんだ…、と改めて肝に銘じました
私自身も、ベリーを始めて間もない頃、先輩のショーに感激して「剣やりたぁ〜い!!」と無邪気にも師匠におねだりしたことを思い出しました
「3年くらい経ったらね」と言った、その時の師匠の、呆れたような困ったような、苦笑まじりの表情

なぁんだ、つまんないの…当時はそんな気持ちで、やがて約束通り3年目には憧れの剣の踊りを習うことができましたが…

私のT子ちゃんへの回答は〜勿論、GO!!です
当たって砕け、が私の信条ですが、万が一、砕けたところで、命に関わることではなし、彼女は踏み越えていってくれることでしょう

そう言えば、うちの魔女っ子が、スーパースターズのプチジャミーラのベールの舞(スーフィのような)を見て、
「渦潮やりたい!!」
と言ってましたっけ
う〜む、これはなかなかの難関ですぞ?!