おやゆび姫のシンデレラ・ストーリー 15

伸び悩んだり、マンネリになったり…恋愛も仕事も、そしてダンスも一緒ですね
私の生徒時代の経験からすると、大抵、2〜3年目に[壁]_-)がきて、スタジオを替えてみたり、他のダンスに転向したりとなるみたいです
先輩から、「2年くらい頑張って続けていたら、スカ〜っと、これだ!!という瞬間が必ずくる」と聞いていたので、それを楽しみに続けていました
ところが…私には、2年経っても3年経っても、来なかったのです!!
ショーに出してもらえるようになっても、講師の地位を与えられても依然として"その時"は来ず…
元々が活動的な質ですから、ウジウジ悩むなんてことはなく、WSを受けたり、ショーを見たり、ダンパを主催したりと、せっせと"その時"に遭遇できそうなことにぶつかって行きましたが、楽しかったり、びっくりしたり、という経験は味わえましたが、"その時"に出会うことはありませんでした
落ち込み型スランプはなかったものの、何かスッキリしない、物足りない感じの、春霞型スランプが、随分長く続きました
ベリーダンスは大好きなのに、レッスン受けても、やっても、見ても、何だか燃えない」そんな気持ち…
そのうち、燃えないレッスンを受けることが苦痛で耐えられなくなり、今度は本当に悩みました
試行錯誤の末に出した結論が、独立すること〜そしてまた新たな試行錯誤の始まり…
さて、私にとっての"その時"はいつだったか?…どうも鈍くてキャッチ出来なかっただけ?なのかも知れませんが(#^.^#)、私の場合は"気がついたら自分がそこにいた"とか"新たなステージに立っている自分を発見した"という表現の方がしっくりくる体験でした
仲間内では「S」と呼んでいる振付があるのですが、その振付をつけた時は、レッスンの日の朝に、スルスルと振付が降りてくる感じで、激しく複雑なのに、体もごく自然に動いて仕上がりましたし、S以降は「振付を思いつかなくなったらどうしよう??」なんて臆病風に吹かれることはなくなりました
ベリーダンス歴9年目のお話
あまたのWSを受けて「踊る姿を見るのは素敵でも、自分が踊りたい踊りを教えてくれるダンサーはいない」と思っていましたが、今回のカスミ先生のWSは、ハリージもサィーディも自然と体に馴染むのでした
しかも、自分が昨年の先生のWSの時より上達している実感があったのです〜思いがけない体験でした!!こちらはベリーダンス歴11年目のお話
これだからダンスはやめられない☆☆☆
私の推論〜スランプ時代の私は、圧倒的に筋力不足…満足に踊れなくて当たり前、マッスルはダンサーの命です(アスリート系の、割れた筋肉とは違います)
人から与えられるものでは満足できない質だから、もがきながら自分でつかみとる課程が不可欠だったのでしょう
悩める皆さんへ〜好きなことなら、おやりなさい
続けていくからこそ、出会いもあるのだと思います
頭が望んでいること「嬉しい」と、心や体が喜ぶこと「楽しい」は必ずしも同じではないように思います〜まずは単純に動いて汗かいて、笑って、そこから得られるものを、大切に育てていってはいかがでしょう?