別れの季節

自慢の息子その三が、先日一人暮らしを始めました
大学に入ってからのこの一年は、よく部室に泊まって帰ってきませんでしたし、夕食も一緒にとることすら稀でしたから、あまり大差ないと言えばないのですが…あの子ともう一緒に暮らすことはないんだな、と思うと、20年間の子育て期間なんて、実にはかないものですね
私と弟が実家を離れた時、仕事を終えても真っ直ぐ帰宅する気にならず、閉店まで百貨店でウィンドウショッピングをしていた、と母が言っていたのを思い出します
以前その話を聞いた時には「へぇ、そんなものなのかな〜空きの巣症候群ってやつだね」くらいの感想でしたが、今はその"あっけなさ"を共有できるほどに歳を重ねたということでしょう
「元気でね」「そっちもな」でっかいテニスバッグを背負った後ろ姿を見送った時の「あ〜あ、行っちゃった」みたいな感覚は、1番目と2番目を送り出した時には感じなかったもので、自分でも意外でした
私のギリギリマスター性を一番色濃く受け継いでいる彼は、布団は敷きっぱなし、部屋は散らかりっぱなし、「おいおい、これ置いていっていいのかよ?」的惨状で、帰って来た時には、「ちょっとT、ちゃんと片付けていきなさいよ!!」「いいじゃん、それくらい、やっといてよ」「は?ふざけんな!!」ギャオギャオo-_-)=○☆(あの感傷はいづこへ?)な展開になるのは目に見えておりますが…(>_<)