順送り

長男坊カップルと、たまに一緒に食事をします
先日も、町田で待ち合わせ〜渋滞のせいで、彼らが到着したのは、夜の10時過ぎ
二人とも薄給の介護士なので、ロクなものは食べていなかろうと、少しはマシなものをご馳走してあげたいのですが、そんなに遅くじゃ、居酒屋程度しか開いてなくて…
それでも「美味しい♪」と、嬉々として平らげていく、若い二人を見ていると、本当に可愛いなぁ〜、と幸せな気持ちになります
喘息とアトピーを、大人になっても引きずって、決して丈夫とは言えない長男ですが、独立して以来、一度も弱音をはかず、それどころか「1、2日休み取れない?温泉にでも連れて行こうかと思って」と言ってくれた時には、親が知らぬ間にすっかりオトナになったんだなぁ…と、虚を突かれた感さえ、ありました
決していいお母さんとは言えない(ちょっと謙虚に反省…)私のことを気遣ってくれる気持ちは、申し訳なくも、とっても嬉しい…
と同時に、悟りました
私も子供に労ってもらうお年頃になったのね…
私自身が結婚・出産が早かったので、私の年には、母は孫が二人いる、立派なお祖母ちゃん
我が身に置き換えると、「と〜んでもございません!!」という感じですが
そろそろ、結婚も考えないワケではないらしい二人と、そんな話をしながらの帰り道〜
「オカンは、孫に、゛お祖母ちゃん゛、なんて呼ばせないよな」と長男
「当たり前じゃない、゛きれいな和子さん゛って呼ばなきゃ、返事してやらないから」
ぶふっ!!思わず吹き出す彼女
「あ!!今、笑ったな!!」
「笑ってません、全っ然、笑ってません!!」
「この人、昔、俺たちに゛美しいお母さま゛って呼ばせてたんだよ」と、再び長男
もはや、彼女は声も出せず、肩の震えが、すべてを物語るのみ…
「よくも笑ったな〜忘れないぞぉ」と、きっちりドSの洗礼を授けて差し上げましたよ♪
こんなお姑さんじゃ、どう付き合ったらいいか、わからないでしょうね
ま、慣れていただくしか、しゃあないな!!
若いのに、秘湯巡りが趣味の長男、彼女もよくまぁ、付き合ってくれること
温泉土産のゆずをもらい、お部屋で香りを満喫したあとは、お風呂でゆず湯を数日、楽しみました



昨日はファイナルバーゲンで賑わう街で、勉強のムシの次男用にセーターを2枚買いました
洋服を買いにいくヒマもない、下宿と研究室を往復する毎日?らしい〜
ネットでのウィンドウショッピングが気晴らしになる、というお洒落小僧の三男坊とは、大違い
私の学生時代〜子育て時代、母から何かと宅配便が届いたものです
遠くにいる我が子の顔を思い浮かべながら、母もこんな気持ちでいたのかな…