念ずれば通ず

この半年ほどの間に、胡蝶蘭の魅力にはまった私
念が強いのか?好きスキすき、と思っていたら、電車内で、らん展の広告を発見
タイトなスケジュールの隙間をぬって、もうこの日のこの時間帯にしか行けない、というタイミングで、東京ドームまで行ってきました
それはそれは、よりどりみどり、個性的で見事ならんのオンパレード
びっくりしたり、感心したりで、ため息連発
素晴らしい花がたくさんありましたが、一番私の心を惹きつけたのは、このビロードのような質感の、黒いらんです



after dark
小ぶりながら、圧倒的な存在感…
気位の高い姫の風情、不思議なエロスを放つ、素敵な花でした
展示作品の高貴さとは対照的に、販売ブースでは、「3株で1000円だよ」「本日限りの大安売り!!」と、ほとんど叩き売り状態で…なんだかなぁ
お花や動物が粗末に扱われているのを見ると、本当に悲しくなります
お花は、安いから買うんじゃなくて、可愛いとか、きれいだから買うものなんじゃ、ないのかな?
私のお目当ては胡蝶蘭
赤いリップの可愛い子〜これは、と思う子は全然おらず…
人ごみを掻き分け、ブースを全部見てまわり、黄色にピンクのリップの、"ザルツマン"という品種を1鉢買いました
ミラーヤ娘みたいに、気さくでキュートなお花です
安売りをしていない、お花を大切に扱っている感じのお店を選んだら、やはり丁寧に包装してくれました
らんの里堂ヶ島
http://www.dogashima.com
お店の方曰わく、私の欲しい、赤白大輪は昨出が難しく、手頃に手に入れられる品種ではないのだそうな
南京玉スダレみたいに、豪勢に仕立てられたギフト用の、高価なものを買うしかないそうです
これはもう、楽屋に絢爛豪華ならんを届けていただけるほどの、素晴らしいダンサーになるしかないか…
と、ポジティブなんだかピント外れなんだか、よく分からない納得をして、ザルツマンを抱えて満足して帰りました