非日常な日常

「電車が止まらないと先生も止まらない」
オリザちゃんの名言です
大震災を境に、たくさんの方々の日常が、一気に非日常へと転換しましたが、幸いにも被災せずに済んだ私には、自分自身や、今の生活を見つめ直す、稀有な機会となりました
三度三度きちんと食事を作り、家族や、身の回りの細々とした事柄に気を配り、慈しむ生活
ほんの数年前までは、これこそが、私の日常だったのに!?
この1週間は、ワープしたような、不思議な感覚で過ごしました
忙しく飛び回り、たくさんの人々と関わり、多彩で刺激的で、いつもアンテナを張り巡らしている、今の私の日常は、この静かで揺るぎないベースの上でこそ、成り立つものなのだと…
そんなこと、わかってる!つもりでいたこと自体が、大変傲慢であったと、自覚しました
節電のため、色々なものが使用中止になり、どれだけ贅沢に電気を使う生活に馴染んでいたか、に初めて思い至りました
今までは当たり前だと思っていて、気にもしていなかった事柄です
トイレは自動で水が流れ、手洗いの水も温風乾燥機も電動です
これらは本当に必要なもの?
券売機も自動改札も、私が子供の頃は駅員さんの手仕事でした
(切符にパンチを入れる手さばきは、職人芸の域でした!!)
新卒者でさえ、職につけないご時世なのに、人の力で出来ることを電動にする
早くて便利になったその陰には、たくさんの電気が必要で、原発も致し方なし、の流れになってゆく…
まだ予断を許さない、現在進行形の(恐らくは、未来進行形の)原発事故は、もう懲り懲りです
私や私の子供たちの代に災いは現れないとしても、私たちの手で、もうこれ以上、後世に災いのタネを蒔きたくありません
夫を白血病で亡くした身とて、ガン発症率が高まる危険性あり、の言葉には、どうしても過敏になってしまいます…
当日変更やむなしの計画停電で、仕事の予定が立たず、今は毎日振り回されていますが、少し時間がたって、本当の意味で計画的に電力使用配分がなされるなら、それで、誰かを危険に曝さずにすむのなら、私は歓迎です
ただ、お年寄りや、体が不自由な方への配慮は、別枠で考えてほしいと思います
健康な者以外にとっては、駅の照明は暗すぎ、エレベーター・エスカレーターすべて使用禁止、は、画一的に過ぎる気がします
松葉杖で都内の会社に通う、わが愛弟子は、どれほど大変な思いをしていることでしょう…
それは大変なだけでなく、場合によっては危険でさえ、あるのですから
この大惨事が、より良い時代の幕開けに繋がりますように
"災い転じて福となす'を、自分たちの手で、実現できますように



マーガレット〜今のように、お花の種類が多くなかった子供時代から親しんでいる、懐かしいお花です
街角の花屋さんの花々が、私の心に潤いを与えてくれるように、べリーダンスで幸せを感じてもらえるなら、それぞ私の本望です
どこへでも、踊りに行きますよ♪