エネルギーたっぷりの空間

箱根には何度も足を運んでいるものの、何故か今回初めて訪れた、彫刻の森美術館
大空をバックに、広々した緑の中、彫刻たちも、のびのびくつろいで見えました
「芸術鑑賞」という、堅苦しい雰囲気もなく、フレンドリーに彫刻を楽しめる〜素敵な演出

勿論、屋内のガラス張りの展示室もあり、ピカソやヘンリー・ムーアの作品を楽しめます
「ワケわからん」というイメージしか持っていなかったピカソの、陶板や純銀での作品を鑑賞し、子供さながらの無邪気さや好奇心に触れ、ピカソを身近に感じられ、ぐっと好きになりました
だって、こんなに可愛い作品もあるんですもの!!

「どういう発想から、こんな造形が生まれるんだろう???」
個性溢れる作品たちからは、作家の感性や"念"のような、目に見えないエネルギーが、強烈に放出されていて、それとガチンコ対決の私には、かなり刺激的
この、レース編みのように見える、山本基ヤマモトモトイさんの作品、何でできていると思いますか?

正解は"塩"です
常世の杜」と題されたこの作品は、10m四方?か、さらに広い面積のほぼすべてが、塩で不思議な図柄に描かれています
樹の枝のようにも、波打ち際の、砕け散る泡のようにも、見える…
塩100キロ、油差しのプラボトルを使って、すべて一人で1日平均12時間、12日間で作成したそうです

素晴らしい景色と落ち着いた佇まい
繊細な懐石料理
天然温泉三昧
夕食後にラウンジで聞いた、ヴァイオリンとピアノの生演奏
今まであまりご縁のないまま来てしまった、彫刻の魅力に開眼するetc.
今回の箱根での休日は、寛ぎと刺激の双方の体験をたっぷり味わえた、幸せなひとときでした