vampireものが好きでして

ミュージカル"ダンス オブ ヴァンパイア"を観に、帝国劇場まで行ってきました
お目当ては、森山開次さん
彼がまださほど有名でなかった10年余り前に、何度か彼のダンスを拝見する機会がありました
「何て変わった体の使い方をするんだろう?!」
かなりインパクトの強いダンサーさんだったのでよく覚えていました
その後、ちょくちょく新聞でお名前を見かけるようになって、他人事ながら嬉しく思っていました
あれはジャズダンスになるのかな…みんな、足首までのジャズシューズを履いてるぞ
オペラグラスを覗いて、衣装や足元チェック
ヴァンパイアたちのダンス、とりわけ開次さんは素晴らしかった♪
全身鍛え上げた、薄い筋肉の皮膜で覆われているよう…優雅で伸びやかな手足の運び、身体のしなる様に、もう釘付けでした
若手俳優さんたちの、歌唱力不足が惜しまれ、ひとりひとりの役どころの厚みが薄い気がする〜俳優さんの見せ場が歌だけだったり、ダンスだけだったり
日本での歴史の浅いミュージカル、ブロードウェイと比べると、かなり落差を感じるのは、致し方ないことなのかも
歌って踊って芝居して…までをすべてこなせる俳優さんが、まだ育ってないのかな
伝統芸能であれ、海外からの輸入芸能であれ、精進を重ねて、人材育成に尽力し続けるしか、生き延びる術はありません〜ベリーダンスとて、同じこと
形のないものに関わる楽しさと、困難との、両方に思いを馳せたひとときでした