物語の魔法

コロンビアのノーベル賞作家、ガブリエル・ガルシア・マルケスの「エレンディラ
久しぶりに"物語"に出会った気分にさせてくれます
あり得ない、奇想天外な内容にも関わらず、匂いや温度までもが、感じられる…
この世ならぬ村の住人の、私も一員となっている気持ちになります
本当に上手な作家さんだなぁ、と感心する本はたくさんありますが、訳文でありながら、この佇まいは格別の味わい
はるか昔、題名に魅力を感じたものの、そうそうに投げ出した覚えのある「百年の孤独」を、もう一度、ひもといてみましょうか

後日、「族長の秋」と「予告された殺人の記録」は文庫本で手に入りましたが、「百年の孤独」は図書館か古本屋で探すしか、ないようです

それにしても…
作者の写真、どれも同一人物とは思えないくらい、雰囲気が異なります
もちろん、撮影時期も違うのでしょうが
こんな不思議な物語を産み出せるなんて、彼はどんな人なんでしょう?