知ること、感じること、出来ること

風邪ひきで断念
どしゃ降りで断念
チケット買ったのに、入ったスクリーンが違っていて、結局観られず…
と、3連敗だった「ヒューゴの不思議な発明
やっと無事に観て来られました
今度はモギリの兄ちゃんは信用せず、自分でスクリーンナンバーを確認して、雪辱を晴らしました
最近、サイレント映画を観る機会があったので、3D全盛となった現代までの映画の変遷と共に生きた、パパ・ジョルジュの悲哀に、しばし思いを馳せました
戦争が、真摯に生きている人々の、つましい日常を奪い、人生を狂わせてしまうことも…「戦火の馬」の映像が蘇ります
さて、本日は天王洲アイルの銀河劇場に来ています
伝説のダンサー、ニジンスキーを題材にしたミュージカル「ニジンスキー

日本のミュージカルの場合、どうしても元タカラジェンヌが出演する比率が高いためか、客層も一種独特、"男性も出るタカラヅカ"、と言った感が強かったですが…ストーリーは悲しく重いものでした
最近読んだ「ケインとアベル」も、ミュージカル「キャバレー」も、同じ時代背景を背負ったもので、被占領国のポーランドの人々の苦難と悲劇に触れ、内心、どう反応して良いか途方に暮れ、心がざわめきました
時代も国も違うところでの悲劇と、その只中を生き抜いた人々の営みを知ること
想像することしか出来ないけれど、そこから何かを感じること
自分の日常との、あまりのギャップに呆然とする思いながらも、やるべきことから〜まずは己の直面している問題解決に、心血を注ぐこと
そんなことを考えながら、帰途につきました
優れた芸術家が、狂気のうちに旅立つ例の多いこと
本人を破壊し尽くすほどの、苛酷な状況しか、稀有な才能を開花させることは叶わないのでしょうか?
映像の残っていない、今なお語り継がれる、伝説のダンサー・ニジンスキーの踊りとは、いったいどんな踊りだったのでしょうか?