二杯目のコーヒー

観劇の幕間の20分休憩は、頭と心を束の間オフにする、観客にとっても貴重な時間
熱いお茶か、時にはアルコール類もお供にほしいところ
数百人のお客様が押し掛けるので、スタッフもてんてこ舞いです
先日、フリーデマン・フォーゲルを観に行った折、頼んだコーヒーが温かった…
冷めたピザ、のびたラーメンくらい、げんなりしますね
思わず心中毒づいた「ヌルっ!これで400円かよ?」の言葉が聞こえた?!とは、思えませんが、後片付けに忙しい筈の、先ほどのスタッフがわざわざ私のところまで来て、「先ほどのコーヒー、温かったですか?」
びっくりしましたが、正直に「はい、ちょっと温かったです」と応えると、新しいのを淹れて、持って来てくださいました
残念ながら、開演のベルに追い立てられ、熱々のコーヒーは少ししかいただけませんでしたか…
気づかぬふりして、やり過ごすことだって出来るのに、彼の気遣いとご親切は、ひときわ嬉しかったです
自分では親しい間柄だと思っていた相手から、ワケもわからず、手のひらを返したような扱いをうける場合もあれば、見ず知らずの、いわば行きずりの他人さまに、さりげなく親切にしていただいたり…
出会いもいろいろ〜だからこそ、人生は面白いんですね