モルダウを聴きたくて

私がクラシック音楽の美しさに、思わず耳をそばだてた曲〜
チェコの作曲家スメタナの、交響詩「わが祖国」の2曲目、"モルダウ"
演奏会の案内を眺めても、なかなかお目にかかれない
マーラーショパン、ベートーベンは良く目にするのですが…
検索して、"モルダウ"の演奏会を見つけた時には、嬉しくて矢も盾もたまらず、即チケット購入
昨日、なかのゼロホールへ出かけました
指揮者とオケが呼吸を合わせる、一瞬の間のあと、小鳥の囀ずりか、せせらぎの水音だかを思わせる出だしから、あの優雅な、郷愁を誘うメロディーが溢れ…
初めてこの曲を耳にした、小学生の頃、クラシック好きな父に解説してもらったこと、ダビングしてもらったカセットテープを大事に持っていたこと…などが、思い浮かび、知らず涙が浮かんできました
やっとやっと会えた、旧友のような"モルダウ"
CDで聴くのとは違い、やはり、演奏家が渾身の演奏をする姿を目の当たりにしながら、ダイレクトに音が自分を射る、コンサートの魅力は格別です
アンコールは、ブラームスのハンガリア舞曲第1番
これも私が大好きな曲〜北東ドイツフィルハーモニー管弦楽団の演奏で、先月、フジコ・ヘミングさんの演奏会で衝撃を受けたばかりの曲です
この世の美しさを讃える方法、人生の味わい方には、何ていろんな形があるのでしょう!!