「強いから美しくなれる」のか?「美しいから強くなれる」のか?

蜷川実花監督の色彩感覚と構成力、そして勿論、エリカさまの美貌に興味があって、「ヘルタースケルター」を観てきました
基本的に救いのないお話なんですが、一筋縄では終わらないラストが、爽快です
全身整形のモデル役をこなせてしまう、ナイスバディの綺麗なエリカさまも女優に選ばれし者なら、寺島しのぶの役者ぶりは、脱帽もの
巷の女の子たちの日常的な生態と会話が、一番の真実で、この作り物めいた映画に現実味を持たせています

ヘルタースケルター」を観た翌日の、朝日の朝刊一面にこの記事が

蜷川実花監督は、この映画化に7年かけたそうですが、実にタイムリーな公開になりましたね
週刊誌を賑わす、主演のエリカさまのスキャンダルも含め、センセーショナルな表層を楽しむにとどまらず、欲望を裏打ちする、意志と覚悟のストーリーと、台詞の意外な深さとを味わえると、登場人物それぞれの業が垣間見え、かなり面白いです
それにしても、桃井はやっぱり、桃井だなぁ!!


映画が面白かったので、原作も買って読んでみました

映画は原作にかなり忠実で(原作のままのセリフもあり)、しかも映像化されてかなり美しく、さらに生き生きしたストーリーになっています
ナイスキャスティング♪〜役者の力に感心しました
映画のインパクトはなかなかのもの
とくに、ラストのりりこの表情は、クールで清々しくも、哀愁があり〜ちょっと後をひきますね