気になる女性

パトリツィア・コパチンスカヤ
モルドヴァ(ルーマニアの東の小さな国〜その存在を、今回初めて知りました)出身のヴァイオリニスト
可憐な容貌からは意外に感じるほど、奏でる音色は男性的
今秋来日の注目アーティストの一人として、紹介されていた記事に、ひどく興味を掻き立てられました
曰く「天使か悪魔か」「巫女」「異端児」…
天才、という単語では表しきれない場合、「異才」とか「鬼才」という言葉は使われますが、それらですら、役不足という、彼女のヴァイオリンとは、一体?!

「Rapsodia」
家族や、幼い頃の写真もコラージュされている、彼女の自叙伝的なアルバムを聴いて、すっかり魅せられた私
ツィンバロウムの名手の、お父さんとの共演による、素晴らしいハーモニーから、音楽とも言えない、"音"?"言葉"?、呟きのような曲、彼女の代名詞たる、口三味線付き演奏まで、聞いたことのない、ヴァイオリンが、そこにはありました
感じるがまま、彼女自身が曲そのものと渾然一体となった、ヴァイオリン
東京公演はスケジュール調整がつかず、一旦は諦めたものの、どうしても聴きたくて、兵庫県まで、行ってきます
かつて暮らしていた街の程近い場所に、新しく出来たコンサートホール〜平日昼間にも関わらず、3階席しか、買えなくて悔しいけれど
あちらに出かけるついでに、懐かしい人々とも、会えるといいな