ベジャールの不思議な世界

モーリス・ベジャールバレエ団来日公演のAプログラム
DVDでは観ていましたが、実際に体験してみると、その、不思議としか言い様のない世界に引き込まれてしまいます
衣装も舞台装置もいたってシンプル
なのに、「豪華」と形容したくなる舞台
新体操かストリートダンスか、と思わせる振り付けながら、バレエの気品に溢れている
静謐でありながら饒舌
全体的に中性的な雰囲気をまといながら、力強くエロティックなダンサーたち
相反するイメージが、違和感なく共存する作品に、奇妙さを感じつつも、目が離せない…


私としては、ベジャール自身の作品の再演2作品より、ジル・ロマンの最新作「シンコペ」が一番印象深く、お気に入り
ハイレベルなダンサーの中でも、公演全体を通じて、とりわけエリザベット・ロスの魅力と存在感が大きかったです

オスカー・シャコンの陽気さも素敵♪
9日のBプロが楽しみです