ぶらりと上野で過ごす午後

当たりの招待券を懐に、上野へ
夜のコンサートまで、たっぷり時間があるので、まずは東京都美術館

ダ・ヴィンチの絵画は、このチケットの1枚のみ
自筆のメモなど、貴重な資料はたくさん展示されているものの、小さいうえに字が薄い
さらには作品を守るため、照明は落としてあるわ、シニアデーとやらで、作品の真ん前に陣取ったおっちゃ、おばちゃんたちが、巌の如く動かないわ(><)…
で、やれやれ
ダ・ヴィンチの追随者の誰やらの作品の、ヨハネと聖母の、あまりにエロティックな表情にどぎまぎしながら、会場をあとに
お土産は陽気なピザ職人のピザカッター
ダ・ヴィンチとは、何の関係もないじゃん〜、とひとりツッコミヾ(^^ヘ)

さて、今宵のアテフ・ハリムさんのコンサート
来日20周年、熱烈なファンが大勢いらっしゃるらしく、誰でも参加自由の、終演後にご本人と過ごす、祝いの席まで用意されていました

その旋律は、私の好みとは、ちょっと相容れないかな…
尺八かひちりきのような響きを感じ、少なからず内心、びっくり
上野文化会館内のショップで見つけた、ヴァイオリンの本を、後日読んでみて、少し納得がいった気がしたのは…

新版 魔のヴァイオリン
佐々木庸一
音楽之友社 2200円

時代によって、ヴァイオリンに求められた音は、様々だそう
ある時代は"フルート"の音色を求められ、大編成のオーケストラと共演するようになると、大きな音がヨシとされ
パガニーニの愛器は「カノン砲」という愛称だったとか
私がヴァイオリンの中に、様々な楽器の音色を感じるのは、ごく自然のことのようです
本当に深いですね