おやゆび姫のシンデレラ・ストーリー 7

先日インタビューを受けた、ベリーダンスジャパンVol.10を一冊購入しました
離れて暮らす、実家の両親に送ろうと思いまして…
ベリーダンスを始めた当初は、わざわざ話す必要もないかな、というのと、昭和ヒトケタ生まれの頑固一徹な父親には、到底理解を求めるのは無理だろうな、という思いがあり、習っていることは内緒でした
お稽古に出掛けている際にたまたま電話がかかってこようものなら、よく出来た自慢の息子どもが「お母さんは疲れて、眠ってしまいました」と、抜かりなく虚偽申告しておいてくれたものでした
やがて講師となり1年過ぎようかという頃、私自身も、単なる趣味の延長線上ではなく、ベリーダンスを真剣に仕事としてやっていきたい、という気持ちが高まり、いよいよカミングアウトの運びとなりました
遠方の大学進学を口実に飛び出して以来、そのまま親元に戻ることなく、娘らしいことの何一つするでもなくとっとと嫁にいってしまい、ポコポコ立て続けに細胞分裂して増殖し、夏休みにコブつきで帰省しては、やりたい放題し放題で実家の静謐な生活を荒らしまくり、めぼしい物は略奪同然に戦利品のごとく持ち帰り、子供たちが中学校にあがると、ピタッと帰ってこなくなった、親不孝娘が、突如、単身帰省するなんて言い出したら…親の方も何事かと、さぞかし身構えたことでしょうね〜!!
ハーリカの写真などをミニアルバムにしたものを見せつつ「実はね…」と、神妙な顔つきの両親を前に経緯を話しました
話し終えてしばらく、両親はフリーズ状態、やがて父が発した一言に思わず私は吹き出してしまいました…「お前、踊れるのか?」
先生してる、って言ってるのに???パパ〜っ!!!
両親と一緒に暮らしていた頃の私からは、想像を絶する実像を聞かされたのですから、至極当然な反応なのですが
「お前には脅かされることばかり」「いつも電話してもいないから、怪しいとは思ってた」などと言いつつも、長く辛いトンネルを抜けた娘の、きらびやかすぎる新たな門出を喜び、応援してくれた両親には、本当に感謝しています
やがて独立を決意した時にも、「お金、お金、と思ってはいけないよ
儲けようなんて考えたら、卑しさが顔に出るからね、ダメだったら帰ってきたらいいんだから」と、心底心配しながらも祝福してくれた両親…我が親ながら、あっぱれなり
(のちに、「反対したところで、聞かないでしょ、自分でイタい目に合わない限り、わからない子だもの」と、実は放置発言だったことを母からカミングアウトされました!)
N嬢のおかげで、立派な記事にしていただいたものを見れば、両親も安心してくれるのではないかしら…だって未だに私のショーも見たこともない(見たがらない?)し、レッスン見学にも来たこともなく(誘っても、「留守番してるよ」と遠慮され…)、きっときっと、我が目を疑う光景を目の当たりにする、決定的瞬間を、無意識に避けているんでしょうね^^;
毎日、明るくポジティブな生徒さんたちと一緒に楽しみながら、美と健康を両手に鷲掴みしてる私〜こんなに幸せな仕事は、そうそうあるものじゃありません♪
写真は、最近開講したばかりの三ツ境カルチャーの皆さんです
来年5月のハーリカデビューを目指します(^o^)