天国へ

先日、狂犬病予防接種の未接種通知が役所から届きました
まだラオの死亡届を出していなくて…
返信を出すのに、鑑札番号が必要だったため、確かめようとラオ関連の書類を出してみたら…お誕生日検診の時の、大きく引き伸ばした写真が出てきて(かかりつけだった動物病院では、お誕生日検診を受けたワンコやニャンコの写真を院内に展示し、飼い主にプレゼントしてくれたので)…思わず号泣、その場にへたりこんでしまいました
1年半経ちますが、たまに家にいる時は、彼のいない虚しさに、束の間、茫然自失してしまうことがあります
不意に目にした、ラオの元気いっぱいの姿に、あっさり打ちのめされました
深夜でしたが、物音に驚いた末息子が2階から降りてきました
お骨も埋める気になれずに過ごしていたのですが、泣きながら、何故か「そろそろ天国に行かせて」と、ラオが言っているような気がしました
私のわがままで、彼をまだ休ませてあげていなかったんだ、と得心がいきました
今日はお天気も穏やかで、彼が生きていたら、きっと遠くの公園まで足を伸ばして、一緒に秋の清涼な空気をおなかいっぱいに吸って遊んだんだろうな…などと思いながら、彼を土に返しました
彼が寝起きしていた部屋の、窓の下、白と青のハーブが揺れる向こう側に〜私が帰ると、中から元気な声が聞こえた窓、私が出かける時も、ずっとずっと吠えていたっけ
やっと、ゆっくりと静かに休ませてあげることができて、私の心も穏やかです
時計を巻き戻すことは出来ない
生きている、ということは、否が応でも前に進まなくてはならない、ということです
無数の出会いと別れを繰り返しながら…
昨日、魔女っ子が退会しました
彼女ともそろそろ潮時、と読めていたので、最良の形で見送ることが出来て、私も満足です
元愛弟子の幸せを祈りつつ、私も前に進んでいきましょう