フォークで食べたいおそば

奥飛騨木曽路紀行その4〜グルメ食べ歩き編・2の巻
時香忘(じこうぼう)という、こだわりのおそば屋さんに行ってきました
お店の入り口には、風に揺れる、わすれな草の花々
花言葉は「私を忘れないで」
お店のネーミングに込めた、オーナーさんの気持ちを感じました

緑の回廊、という風情のウッドデッキを渡り、お店の中へ
天井高く、木材を多用した、カフェ風のおしゃれな店内
大きな窓硝子越しに広々したベランダが続きます
野鳥たちのために、ひまわりのタネがお皿に盛って、置かれてありました
こだわりのお店、というと、オーナーさんの思い入れが熱(苦し)く、食べ方を指示されたり、蘊蓄を垂れられたり…で、辟易した経験がありますが、メニューに説明書があるのみで、煩わしさは一切ナシ
1日10食限定の"夜明けそば"が、前のお客様で終わってしまい、Mはガッカリ
3種類のみのメニューを、ひとつずつ注文して、お互いに味見をすることに


シンプルなざるそば大盛はM

Tちゃんは、おろしそば
鰹節と大根おろしがたっぷりのっています
女の子なので、赤い器だそう

私は色物に挑戦!!
イカ墨そば〜千切り大根と貝割れ大根がたっぷりのって、おろしとわさびが添えてありました

和えると、こんな感じに…
つなぎに小麦粉は使わず、野草の葉脈など、僅かに入れるのみの、可能な限りの十割そば
どれも今まで食べたおそばとは違ったお味〜とにかくシンプル
イカ墨そばは、まるでパスタ〜違和感なく、お箸でツルツル♪
お歯黒状態になりながらも、ご完食!!
でもでもやっぱり…「おそばを食べた」という感覚には、一向になれない、不思議体験