ピナの不思議なダンス

何とも不思議な体験でした

曲もなく、暴力的とも言える、ダンサー同士の絡みや
落ち葉の森の中で、寝転がって踊ったり
カバ(勿論、作り物)と戯れたり(無邪気な水遊び、といった風情にしか、見えない…)
ダンスは"衝動"?
私の"ダンス"のイメージを破るような、押し広げるような、そんな映画「踊り続ける命」
今はなき、ピナ・バウシュのドキュメンタリー

もう一作の「夢の教室」
初心者の少年少女たちの直接指導にあたる、ベネディクトとジョーの、姉のような、母親のような風情
静かに見据える、ピナのまなざし

大先生のイメージと、しばしば被るのですが
湖のような佇まい…静かで深い、厳しさと温かさと
諦めとは違う、何か…?
達観、と呼ばれるもの、でしょうか…
二作を観ての、正直な感想は
「戸惑いました」
ダンスとの関わりが10年そこそこの私には、到底、手の届かない世界だなぁ
もっともっと、ダンスと共に喜んだり悲しんだり怒ったり〜一緒に人生を歩みたい
そんな気持ちが、ふわぁっと、胸に膨らんできて、ほんわか幸せな気持ちになりました
ガンガンやったり、戯れたり〜いろんなアプローチを、していきたい