絵本がそのまま映画になったような

"夜のとばりの物語"
観たくて観たくて…終演前日に、やっと行くことができました

登場人物などは、シャープな切り絵で、背景はカラフルで
その対比による効果が、素晴らしい
世界の民話や神話を、最新のデジタル技術を駆使して短編映画にする、というストーリー
まとめて何編も見てしまうと、印象がごっちゃになってしまって、勿体ない
本当なら、夜、寝床で一話ずつ、楽しみたいところです
一番印象深かったのは、行く手を阻む巨大蜜蜂、イグアナ、マングースに勝てるようにと、毒いりのエサや、針の入った肉を用意してもらった主人公が、それらを使わず、逆に、美味しいエサを持っていって、お腹いっぱい食べさせてやる、という場面でした
イソップの"北風と太陽"を彷彿とさせるお話です
子供のころ、挿し絵のきれいな絵本をめくるのが大好きだった、幸せな頃を思い出させてくれる、素敵な映画でした