食わず嫌いはやめて

久しぶりのコンサート
一昨年は大阪まで聴きにいった、コパチンスカヤのヴァイオリン

なぜ会場がTホールなんだろう…
趣味の良いコンサートを催すホールながら、ハコが妙に地味、というより貧乏くさいのが難
足回りの悪さもさることながら、「コンサート♪」と華やぐ気持ちに水をさす、この環境の悪さは何なんだ?!
建物が古いとか、不潔、とか、言うのでは全くないのだけど…
レストランメニューはスパゲッティとカレー、トンポーロー定食、ケーキセットしか、ない
何が嬉しゅうて、コンサート前に小松菜の茎(唯一のグリーン)を食さにゃならんの?!!

ヴァイオリンの音色、やはり好き♪
ただし、コパチンスカヤの音は、心地よいとか、幸せとかっていう種類のものじゃ、ないのが魅力
私の心をざわめかせる
虚空に視線を定め、ピアノの音色に挑みかかるように全身で演奏する姿は、狩りの最中の野生動物のよう…
さて、コンサートの方は…
プラコフィエフのソナタは、その悲痛さを直視できない〜私の好みではない(または、その良さが、私にはわからない、今は)
シマノフスキーストラヴィンスキーも、ちょっと苦手…彼らの感性の波に翻弄されてしまう
やはり思ったとおり、リフシッツのピアノはタッチが強く個性がありすぎて、デュオではなくて、ソロが2つ
ヴァイオリンとピアノに引き裂かれた私、集中出来ず終いの今宵の演目は、消化不良でした
来日記念アルバムを買ったから、プラコフィエフもストラヴィンスキーも、おうちでゆっくり味わってみよう
それにしても、音質の良いプレイヤーが欲しいなぁ!!